ExifToolを使用して、コマンドプロンプトを使用せずに画像や動画のメタデータを削除します。
Windows
ExifToolを使用してメタデータを削除します。
1:下のURLから「Windows Executable」をダウンロードします。
ExifTool by Phil Harvey
https://exiftool.org
2:ファイルを解凍し、ファイル名を"exiftool(-k).exe"から"exiftool.exe"に変更します。
その後、このexeファイルをC:\Windows
に移動します。
3:%appdata%\Microsoft\Windows\SendTo
を開き、新たにテキストドキュメントを新規作成します。ファイル名はExifTool.bat
に変更してください(ExifToolの部分は好きな名前に変更可能)。
4:下のコードを貼り付けて、保存します。
exiftool -fast4 -if "$filepermissions =~ /^.w/" %* if not errorlevel 0 ( echo Some files are write protected exit /b %errorlevel% ) exiftool -overwrite_original -all= %*
これで完了です。画像を右クリックし、「送る」から「ExifTool.bat」をクリックするとメタデータが削除されます。
ちなみにこれはオリジナルファイルを上書きします。上書きしたくない場合は、先程のコードの最後の行から-overwrite_original
を削除してください。
exiftool -all= %*
Mac
Macでも同様にExifToolを使用します。
1:これを「ターミナル」にペーストし、Homebrewをインストールします。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
2:次にExifToolをダウンロードします。
brew install exiftool
3:以下のショートカットをダウンロードします。
これで完了です。画像を右クリックし、「クイックアクション」から「ExifTool」をクリックします。
画像のようなポップアップが表示されるので、常に許可を選択してメタデータを削除します。
ちなみにこれはオリジナルファイルを上書きします。上書きしたくない場合は、ショートカットを編集し、-overwrite_original
を削除してください。
iOS
WindowsやMacを使った方法に比べると、iOSでは完璧にメタデータを削除することはできません。iOSではExifToolを使用せずに、iOSの機能を使って削除します。
やり方は以下のショートカットをダウンロードするだけです。
画像左下の共有マークから「Metadata Remover」を選択し、「常に許可」をタップします。その後画像を保存し、完了です。
参照先
・Data and Metadata Redaction
・Removing Metadata from Your Photos, Videos, and Other Files
・Installing ExifTool